オープンでいこう! 〜虐待から回復したい人のための活動の協力者を募集しています〜

opentoheart

こんにちは、葉月です。
実は、私は躁うつ病&解離性同一性障害を闘病していて、障害者手帳を持っています。
解離性同一性障害って聞き慣れない病名だと思うのですが、いわゆる『多重人格』のことです。
私は私(葉月)の他に、ゆかり(3歳の女の子)、学(20代の青年)、覚(7歳の男の子)の合計4人の人格で、日々の生活を暮らしています。

いままで、私たちが複数の人格を持つことは、親しい友人に以外に公言してこなかったのですが、去年12月の終わりに様々な変化があり、人格が替わりやすくなりました。
具体的には人格の変わる回数が、以前は1ヶ月に2,3回から落ち着いたときは半年に1,2回だったのですが、今年1月から1日に1回あるいは複数回替わるようになりました。
これまではとても困った時など、特別なときに人格が交替していたのですが、日常的に替わるようになったことで、様々な変化がありました。
そうした日常の変化や複数の人格を持って暮らしているということも含め、これからオープンにしていくことにしました。

なぜ、このように人格を替わることをオープンにしようと思ったのか。
それは、私が今後「虐待を受けて育ち、回復をしていきたい人たちのために、活動をしていきたい」からです。

私が複数の人格を持つことは、私が虐待を受けていたことと密接に関係しています。
私を含む私たちは、乳幼児の頃から、親族に性的虐待・身体的虐待・精神的虐待を受けて育ちました。
実は虐待は子どもの脳や脳の機能を変形させることが、研究者による研究でわかっています。
(詳しく知りたい方は、福井大学教授で医学博士の友田明美さんの著作「子どもの脳を傷つける親たち」(NHK出版新書)という本を読んでみてください)
私は複数の種類の虐待を継続的に受けたことで、脳と心に様々な影響を受けました。
同時に、虐待のトラウマから自分の心を守るために、複数の人格が生まれました。

虐待のトラウマや複雑な家族関係に育ったこともあり、私は小さな頃から自殺願望の強い子どもでした。
25歳のときに躁うつ病を発症してからは、たびたび自殺未遂を繰り返してきました。
自殺未遂の方法も大量服薬、自傷、首吊り、崖からの飛び降り、電車への飛び込みと多岐にわたり、試みた回数も20回は超えます。
私が自殺しようとするたびに、友人や救急隊員や医師を含む専門家と共に、人格たちが私(葉月)と替わることで、自殺を止めてくれていました。
こうした経緯で、私は複数の人格を持つ人生を送り、いまに至ります。

私は私が生きるために、治療を受けたり、自殺を止めたり、虐待から回復するために様々なことを調べ、学び、サポートを受けてきました。
その中で痛感したのは、「虐待を受けた人が回復するために必要な治療やサポートの情報を得る方法が極端に少ない」ということでした。

いま子どもである子たちへの虐待の防止や、虐待の実態について書かれた本は多いのですが、「では虐待を受けた人がどう虐待から立ち直り、回復するか」ということについて書かれた本やWebや報道がとても少ないのです。
また虐待を受けた人は、フラッシュバックと言う「突然過去の被害が思い出されてしまう」という症状があることが多く、本に直接的な被害例を書いてある場合、その人自身の被害を思い出してそれ以上読めなくなることもあります。
こうした事情もあり、一当事者として、虐待を受けた人が回復するために必要な情報やサポーターに辿りつくのは本当に難しいと痛感してきました。

私自身は、解離性同一性障害の専門医やトラウマケアを得意とするカウンセラーと出会い、またすべての事情を知った上で愛し、サポートしてくれる夫と出会い結婚したことで、様々な学びと回復の過程を得ることができました。
もちろん、平坦な過程ではなく、いまでも病状が完全に安定したとは言い難いです。
躁うつや複数の人格を持つことは、私の持つ障害やハンデであると同時に、個性であり、才能でもあります。

良いことも悪いことも、紙の裏表のように、なくてはならないことです。
であるならば、虐待を受けてきたことも、複数の人格を持って生活していることも、躁うつが人より激しいことも、ある種の才能であり、天からのギフトだと思うことにしました。

そして、私が回復し、生きてきた中で得た経験や学びや情報を、同じように虐待を受けたり、闘病を経験し、その上で生きていくために回復をしていきたい人たちのためにシェアしたいと考えています。
そのために、今後自分の持つ表現の力を使っていきたいと考えていて、それを応援や協力してくださる方を探しています。
具体的には、メディアに文章を書いたり、講演をしたり、写真や映像で表現することを通じて、「回復できるよ」「生きていこう」って伝えていきたいです。

ただ、私は躁うつ病を闘病し、複数の人格で生きているので、人より安定している時間が少ないのが現状です。
そうした事情を理解した上で、協力や応援をしていただけたら、本当に嬉しく思います。

長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。
人生いろいろありますが、色はいろいろあればあるほど、綺麗ですよね。
いろんな人にいろんな生き方があって、それでもみんなが、幸せに笑顔で生きていける社会を作っていきたいなぁと考えています。

もしもこれを読んで、感じたことがありましたら、ぜひいいね!やシェアやコメントをお願いいたします。
「こんなことで協力できるよ!」というご提案も大歓迎です。
これからも私たちを、どうぞよろしくお願いいたします。

ABOUTこの記事をかいた人

1976年生まれ。写真家&文筆家。解離性同一性障害で合計4人の人格で暮らす。 幼少期に虐待を経験後、中学生で不登校に。20歳通信制高校へ進学+22歳法政大学へ入学。25歳で躁うつ病を発病後、フリーランスカメラマンに。2010年キヤノン写真新世紀佳作受賞。2013年小笠原諸島移住中にスイスで写真展を開催。2016年鎌倉に移住。